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ワクワクする春がやってきました!2019.04.01

三島淳一です。いつもありがとうございます。

春の日差しの中、ノラネコたちが気持ちよさそうに寄ってきました。


「もっとなんかおくれよ。」

春の甲子園やプロ野球が開幕し、いよいよ春本番です。ワクワクしますね!
ワクワクすると言えば、電気機器と水の因果関係で、最近2つの事例がありましたので、ご紹介します。
(かなり強引ですが)

一つ目は、
ある搬送機で、ワークをベルトで送り出す、レトロ(失礼)な機構のもので、
そのワークが洗浄水に濡れた状態で帰ってきます。

それを修理しているのですが、これが”水”のせいでなかなか一筋縄ではいかない。

そもそも設計情報がないので、動作確認して不具合箇所を想定するのですが、
送りモーターの速度が不安定になったり、ワークを置くZ軸モーターの
動作がしたりしなかったりするので、
モーター、センサー、制御基板の電解コンデンサ、フォトカプラ、オペアンプIC等々交換して、
「さてどうか?」とばかりに動作させてみたのですが、
「なんか少し良くなったかな」くらい。

その後、センサーの位置調整等、あれこれとやっていくうちに、
「良いんじゃない?これ。」という状態にこぎつけ、
長めのランニングテストを行ったみたら・・・・・たまに不具合が出てしまう。

「もお、なんでだよ?」しか出てきません。
で、その後さらに一度分解調整したセンサーの取付位置を変更したら、
今度はそれと関係ないところで、不具合が出てしまう・・・。

水をかぶっていると、追いかけきれない箇所で電気的に何かおかしくなっているんでしょうね・・・。
結局「ここだ!」という原因はつかめなかったものの、何とか納品して元気に稼働してくれています。

よくわからなかった事例ですが、ワクワクさせて頂きました。(笑)

二つ目、
あるACサーボモーターで、「サーボONでドライバーのヒューズが飛ぶ」
という不具合のものをお預かりしました。

ところが、何も異常がない・・・。

絶縁抵抗がまずはじめの”容疑”になりますが、問題なし。
相間抵抗やインダクタンスも問題なし。

「あれ?電気的に問題ないの??」
と思い、手回しするとスルスルときれいに回ります。

ギアボックスもついていて、それも問題なさそう。

「なんでー??」
ということで、お客様に報告したところ、
「不具合箇所近傍に結露があった」とのこと。

「結露の水分でショートするの???」
というのが、正直な感想です。
結局、ベアリングの予防交換で納品させて頂きました。

まあ、過去にも
ジャブジャブ水につかっていたモーターがあり、
「何でこの状態で動いていた??」というケースや、
はたまた上と同じモーターで、冷却水もれが発生し、直ちに動作不良を起こしたりと
その時と場合によって違うものです。

電気機器と水の因果関係は、「考えすぎだった」という時も
「考えてもよくわからん」という時があり、ホントにやっかいですね。

みなさまのご担当装置でもこんな現象はありませんでした?

水が介在して不具合を起こした場合は、新品に交換することが最善策です。
でも新品の予備がない、入手できない、高すぎて交換できない、
ということであれば、修理対応をご検討ください。

P.S

ピアテクニカルでは、このような「謎な現象」をすべて解決できます!
とは言えません。あまりに難しすぎます・・・。

でも、このような事例をたくさん経験しておりますので、
是非一度ご相談頂けましたら、何かお役に立てるとは思っております!

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