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ネジかじりの顛末2021.09.14
三島です。いつもありがとうございます。
仕事上のちょっとした自慢やご提案を書くのがこのブログの主旨ですが、
あんまり思いつかないので、失敗談を・・・。
とある分解作業で、SUSのキャップボルトがかじり(焼き付き)ました。
緩める方向です。今までも軽度のものは何度かありましたが、
緩める方向にがっつりかじったのは初めてです。
ボルトがSUSで、相手のメネジもSUSなので、摩擦熱が発生しやすいんですね。
この物品は相手がアルミでヘリサートが入っている部位が多く、これには
ネジ山を潰さないようにとても注意していたのですが、ちょっと油断していたのかもしれません。
で、その後ネジを折ってしまいました・・・。
この場合の工程ですが、折れネジの除去⇒タップ加工となります。
この先の結論は、タップも折れたです・・・。(泣)
折れネジの除去ですが、ハンドドリルでもんで、取ったつもりでした。
その後タップ作業を行ったのですが、この折れネジ除去が甘く、残骸が残っていたのか、
またもやかじってしまい、脱出を試みましたがタップまで折ってしまいました。
本当に「ガーン!」と効果音が鳴っている錯覚がありました。
さらにこれを除去しようと少し試みましたが、・・・無理でした。
調べてみると放電加工をやらないと取れないようです。
結局、部品取り品に交換し、お客様に迷惑をお掛けすることは避けられましたが、
いい勉強になりました。
みなさまもSUSネジのかじりにはお気を付けください!